2024.03.18
時々実施している、信州ハム株式会社様とのパートナーシップによる食品ロスを減らす取り組み。
これは、長野県が実施する「“チャレンジ800”ごみ減量推進事業」に直結しています。
環境省の一般廃棄物処理事業実態調査(令和3年度)によると、県民1人1日当たりのごみ排出量は、長野県は800gで、775gの京都府に次ぐ第2位でしたが、県はこれを受けて前述の事業で、令和7年度までに排出量を790gにする目標を立てています。
食品ロスの削減は、SDGsの多くのゴールに関わる重要な取り組みですので、弊社でも微力ながら継続的に協力させていただければと思います。
2024.03.01
弊社のパートナー生産者さんを招いて定期的に開催している勉強会。
取扱商品に関する知識を深めることはもちろんのこと、国内のものづくりの現状や国産材利用に関する課題などを学んでいます。
今回は、新潟県三条市でかつお節けずり器や野菜のスライサーなどの各種調理器や、木育で使用する箸づくりキットなどを製造販売するメーカーさんにおいでいただき、使用している刃物のグレード別の特性や使用時のコツ、生産時の苦労など詳しくご説明いただきました。
2024.02.01
今や木曽を代表する民芸品であり、最もポピュラーな存在と言っても過言ではない「木曽ひのき箸」
木曽ひのきの木地に「すり漆」という技法で漆を塗って仕上げているのですが、最近、木地作りや、すり漆を施す職人さんが減ったことで生産量が減りつつあり、産地全体で差し迫った課題となっています。
このような背景から、弊社では自前の漆塗り工房を作りました。
社員で試行錯誤しながら塗りのスペースと乾燥させるための室(むろ/もろ)を作り、昨年11月下旬ころから稼働し始めました。
実はこの箸には、定番の民芸品という側面だけでなく、戦争に翻弄された人々の辛く悲しい「負の歴史」と深い関わりがあるのです。
「満蒙開拓団」という言葉をご存じでしょうか。長野県(特に南部)は全国で最も多く開拓団を送出した地域です。
国策によって満州に入植したものの、その後終戦を迎えた混乱の中、命からがら帰国したにもかかわらず、帰国後も差別と貧困によって厳しい生活を余儀なくされたそうです。
そんな方々が、生き延びるための一つの手段として、伐採後のひのきの切り株から鉈(なた)一本で切り出して製作したのが「木曽ひのき箸」の原型なのです。
当社と長く取引させていただいている生産者の中にも実際に満州に入植された方(故人)がいらっしゃり、直接お話を伺えたこともありました。
弊社では、「木曽ひのき箸」を継続的に取り扱うことと同時に、この箸の由来を未来永劫語り継いでいくことが、弊社でできる「平和」への誓いだと認識しています。
2024.01.30
弊社では、パートナー生産者さんを招いて定期的に勉強会を開催しています。
取扱商品に関する知識を深めるのはもちろんのこと、国内のものづくりの現状や国産材利用に関する課題など様々なことを学んで各人の業務に役立てています。
今回は、南木曽町の組子細工などの緻密な加工を得意とする木工所さんをお迎えし、組子細工の伝統的な文様(麻の葉、七宝など)のワークショップを交えながら、貴重なお話しを伺いました。
2023.12.16
信州SDGsアワード2023の表彰式・事例発表会に行ってまいりました。
第1回(2021年)はコロナ禍でオンラインでの表彰式だったため、リアル開催は今回が初めてです。
表彰式の後、受賞団体の事例発表とそれに関する審査員の講評があり、各団体の工夫を凝らした取組と、それのどのような点が評価されて受賞に至ったのかを知ることができ、大変参考になりました。
弊社は受賞を逃してしまったのですが、社員の前田さんが主宰する劇団「野らぼう」が「信州発ゼロカーボン演劇~限られた電力編~」というテーマで、企業・団体部門において見事受賞されました🎊✨
おめでとうございます!
事例発表会
企業・団体部門で受賞した劇団野らぼうの主宰前田さん
受賞者の皆さん
2023.11.16
いよいよ本格的に寒くなってきて、今朝は7時頃で0℃でした💦
この日は資源ゴミ(紙ゴミ(ダンボール、新聞、古紙など)とペットボトル)の収集日だったので、地区のゴミステーションで立ち会いを行いました🗑
寒さが影響したのか、出しに来られる方は少なめでしたが、皆さんルールを守り、きちんと分別して出してくれていました。
2023.11.13
島根大学の山下晃功名誉教授をお招きし、原点に立ち返って「木育」の勉強会を開催しました。
ロボ木ーの生い立ちから始まり、
[木育とは]:元気な森を育むための木材の利用に関する教育活動
[樹木は三刀流]:①CO2の吸収、②O2の排出、③木材資源の提供
などなど…、樹木や森林に関することや、木育のアイコン的存在であるロボ木ーの役割や重要性を、ユーモアを交えながら丁寧にわかりやすく教えていただきました。
木育の第一人者である山下先生から直接お話を伺うことで、改めて勉強になりました。
2023.11.06
弊社社長の酒井が共同代表を務める「(一社)阿武隈牛の背ウルシぷろじぇくと」の活動が新聞記事になりました(Web版はこちら)。
福島第1原発事故により、食物が耕作できなくなってしまった福島県の中山間地の田畑に、ウルシの苗木を植えて里山の再生を目指そうというプロジェクトです。
日本の漆器産業を中心とした漆を使う業界では、9割以上を中国などからの輸入に頼っていますが、近年その量が急速に減少し、将来的に安定した供給が見込めなくなってきています。
この現状と、原発事故によって未だ食物を耕作できずに放置されている田畑の問題を同時に解決できないかと考えたのが、このプロジェクト発足のきっかけです。
文化庁は国宝や重要文化財建造物の修復に国産漆を使う方針を打ち出しています。
将来的にここで採れた漆が使われ、この地が日本の文化を支える一端を担えるようになることを願って作業をしています。
出典:2023年11月6日 中日新聞
2023.10.29
7月に構想をまとめ、9月に作業を開始したうるしの里広場の遊具の整備が完了し、地区の方にお披露目しました。
名称も新たに「うるしの里広場 Sakura Park(さくらぱーく)」となりました。
お披露目会には100名を超える地区住民の方がおいでになり、式典では百瀬市長はじめ関係各位に祝辞をいただきました。
Sakura Parkのコンセプトは「子どもからお年寄りまで楽しめる公園」です。
遊具は高さを抑えたり、軽い負荷のものから徐々にハードになるように配置するなどの工夫もしていますので、多くの方にご利用いただき、これまで以上に愛される公園になって欲しいと願います。
「ならかわ桜プロジェクト」Webサイト
うるしの里広場Sakura Park -お披露目の会-
2023.10.20
9月に始めたうるしの里広場の再整備作業が記事になりました。
作業は概ね終了し、この作業をきっかけに、名称が「うるしの里広場 Sakura Park(さくらパーク)」となり、10/29(日)13:30より、地域住民に向けてお披露目の会が行われます。
出典:2023年10月20日 市民タイムス 塩尻